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2008年10月29日 (水)

ニッカ宮城峡蒸溜所マイウイスキー塾参加レポート その1

10月24日~25日、待望のニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸溜所「第56回マイウイスキー塾」に参加いたしましたのでレポートいたします。

9月10月と連続して落選したのですが、今回キャンセル待ちでの参加となりました。ウレシイです。

初日はあいにくの雨模様です。背後に見える霧のかかった山は鎌倉山です。創業者の竹鶴政孝さんはこの鎌倉山を屏風に見立てて工場の配置を設計されたそうです。そのため国道から工場入り口までは600メートルの距離が出来ましたが、効率を優先するのではなく風情を大事にするのは、なんとも粋人らしい発想です。スケールが違います。

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まずは塾長である中川工場長より挨拶がありました。工場長というと近寄り難いひびきがありますがとても親しみやすいフランクな方です。

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そのあと見学と現地講義に出かけます。

最初に行ったのは新川(にっかわ)川の河原近くです。川のすぐ近くに記念碑があるのですがこの日はあいにくの雨のため地面がぬかるんでおり川辺りまで行けず残念でした。竹鶴さんはこの川の水でブラックニッカの水割りを作り、その美味しさで他に候補地があったにもかかわらずこの地に蒸溜所を作ることを即決されたそうです。当然この宮城峡で作られるウイスキーにはこの新川川の伏流水が仕込水として使われています。

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次に、一般の見学では見ることの出来ないカフェ・スチル(連続蒸溜器)の見学です。一緒に写っているのは今回講師をしていただいた伊藤さんです。ウイスキーつくりについて熱く語っていただきました。また気さくに質問にも答えていただきました。ところでこのカフェ・スチル、上からもろみを投入し下から蒸気を当ててアルコールを取り出すのですが、このバランスが非常に難しく操作が困難でかつ効率が悪い反面、香味成分が残るため味わいのあるグレーンウイスキーの製造が可能です。日本にはこの宮城峡1台きりで、世界でも数台しか稼動していないそうです。ニッカのこだわりです。

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次は宮城峡のシンボルにもなっているキルン塔です。正直このキルン塔は現在稼動しておりません。実際稼動していたのは工場操業から6年位だそうです。現在は指定したスペックのピートをかけた麦芽を輸入しているそうです。そのほうがコスト的にも「合う」そうです。伊藤さん曰く「もちは餅屋」だそうです。

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キルン塔内部です。

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マッシュタン(糖化槽)、発酵タンクに続いて制御室に案内していただきました。実はこの宮城峡蒸溜所はすべてコンピューターで管理されています。糖化から蒸溜まで、すべてパソコンのクリックで出来てしまいます。ちなみに1チーム2名で3交代、計6名で運営されているそうです。しかもこのソフトウエア、ノートパソコンにもインストール可能で、ネットワークに接続できれば自宅からでも、極端に言えば海外に居てもウィスキーの製造が可能だそうです。でも・・・・コンピュータで出来るのはここまで。原酒を樽に詰めて貯蔵しどれだけ美味しいウイスキーになるかは神に委ねるしかない・・・というのが結論でした。やはりウイスキーはその土地の自然の賜物です。少し安心しました。

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次は単式蒸溜器(ポットスチル)です。宮城峡のポットスチルはバルジ型でスワンネックは右肩上がりです。すべてスチーム間接加熱です。余市がストレートヘッドで石炭直火蒸溜で力強い原酒を作り出すのに対し、こちらはやさしく華やかな原酒を作ります。

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工場見学はこれ位で・・・・その2では本日の目玉「マイブレンド教室」を紹介いたします。

続く・・・・・

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